腰痛は一週間で治る
急性腰痛は通常、治るのに要する時間は4週間であるといわれています。
しかし、治療家としてはこの数字では満足しません。つい最近も仕事での過労によって椎間板性の腰痛を診ました。実験的に「どれくらいの期間で治るか実験台になりませんか?」といった無理な提案をしました。
1週間に2度の施術を行い1週間後の痛みを評価してもらいました。歩くのも座るのも寝返りうつのも耐え難い痛みだったのが、2回の治療で1週間後には痛みは消えていました。この成績はかなり良いのではないでしょうか。「ましになった」のではなく、痛みが消えたのですから。
しかし、これには理由があります。日頃から体のメンテナンスケアを行っているので、治療に対する信頼と治療する側の体調を把握しているという条件があったからだといえるのです。
そうだとしても、メンテナンスケアをしているのとしていないことに差がないのであれば、無駄な時間とお金をかける価値はありません。メンテナンスケアをしていない人の急性腰痛で1週間での回復は厳しいものがあるでしょう。
そういった面では、成果が上がってほっとしています。治療する側もされる側もうまくいってよかったと安堵です。