高齢者の腰痛を治してみる

若い人の腰痛の治し方と高齢者の腰痛の治し方は自ずと違うものです。

「腰が痛い」というと、痛い部位を一生懸命触ったり湿布貼ったりと忙しく刺激してしまうものですが、わたしの考える高齢者の腰痛はちょっと違います。

痛い部位ではなく、背骨の彎曲を正常に近づけようとすることで、腰にかかる負担を減らすことを目的とした治療によって解決してみようと思います。

85歳になる男性の腰痛を例にして治療してみました。

赤線の部位が最も円くなって姿勢を悪くしているので、この姿勢を改善させることにする。
円くなった背骨を正常化する施術すると、腰への負担が減り腰痛もなくなり、前屈が楽になった。

この方の治療は、腰の治療よりも、高齢により背骨が円くなっている姿勢が、腰への負担を増しているのではないかと仮説を立て治療計画を立てました。

腰痛はいろいろあります。たった一つの治療というのはありません。一人一人の体質、人格、仕事、生活、そんなところから一番適した治療法を創り上げなくてはならないのです。

「すぐ治る」とか「ゴッドハンド」などはありませんが、コツコツと身体を正常化させていくことが一番の治る近道です。

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