慢性痛と関節痛
最近の研究でわかってきたことは、筋肉(筋膜)の痛みと慢性痛とは強い関係があるということです。
しかし、実際の臨床では、慢性痛に関与しているのは筋肉(筋膜)だけではありません。関節の痛みも同様に強い関係があります。
というのも、痛みといいうのは長く続くと、「痛みの強さだけでなく、その範囲も拡大」するからです。筋肉(筋膜)の痛みから、関節の痛みに拡がります、その状態は、脊髄で生じています。
たとえば、「腰が痛い」という状態は、当初は確かに腰周辺の組織の障害が炎症を起こして痛みを生じていたのかもしれませんが、慢性の腰痛となってしまうと、脊髄や脳で刺激に対する反応性が増し、ちょっとした刺激にも過敏に反応し始めるのです。
そして、痛みの感覚は増大し苦痛が増悪していくのです。
臨床でよくみられる若い人が訴える痛みは、筋肉(筋膜)に由来したものが多いのですが、年齢を重ねると、筋肉(筋膜)に加えて、関節の変性や炎症による痛みが一次原因になっていきます。
そして、この関節に由来する痛みの治療がとても難しく、マッサージのように触ってれば治るというものではんく、関節の機能に合わせた治療を行わなければ効果は表れません。
関節治療には何が必要か…
からだ矯正センターが行う関節痛の治療は、
①その人に合った適切な関節の可動域を改善させること
②関節運動に関与する筋肉(筋膜)を治療すること
③新たな適切な運動、動作を再獲得すること
この三つを重点に行うことが最も効果的な治療ではないかと考え、実践しています。
関節痛の治療を行うからだ矯正センターは、大阪市天王寺区玉造にあります。関節痛の治療の治療や予防をお考えの方は、お問い合わせください。力になれるはずです。