めまいの治療
先ず初めに知っておいてほしいことは、めまいは痛みではないということです。不快ではあるけれども痛みを伴うことはありません。
どういうことかというと、「痛みは何としてでも取り除きたい」という感情を生みますが、めまいはそれほどでもないのです。「我慢」ができてしまうということです。
患者さんの中にもおられます。「疲れるとめまいが起きて…」
でも、昨日のブログで説明したように、「めまいは三半規管」だと思い込んでおられるようなので、うかつなことは言えません。そんなときはお医者様にお任せして、当方は静かに別の部位の治療を行います。めまいの治療を望まれていないのに、要らぬことはできません。
めまいを治してみる
昨日説明したように、「めまいは首から」という仮説のもとに治療を考えます。
大切なのは、頸椎の運動性を考えなければいけません。首を回すとき、何気なく私たちは行っていますが、一番よく動くのは頸椎の上部です。後頭部と首の境目当たりの関節が最も動かなくてはいけません。もし、この部位の動きが止まれば、他の部位の関節が代償します。また、首を回すという動作は、胸椎が関係しています。肩がこりすぎてめまいがするといった場合、この肩(背中の上部)からの影響を考えることができます。
「首を回すとめまいが…」というとき、この頸椎の機能から解釈できるのです。
めまいのための頸椎を治療するとき、首を回旋させたり、身体を大きく動かすような施術はダメです。症状は悪化します。できるだけ、体の動きを発生させないで施術しなければいけません。つまり、めまいの症状をできる限り発生させないで施術しなければならないのです。当然ながら技術が必要です。
時間切れです。まだ続きます…