腰痛は放置するな!
この写真の男性の座った姿勢を観てください。後ろに倒れそうな負荷がかかっているのがわかりますか?
長年の腰痛の持ち主ですが、この姿勢は「中学生」くらいの時には、もう気づいていたようです。
このような場合、腰痛を治すのではなくて、座った時の姿勢を治すことなのです。
「腰痛がひどくて…」と皆さんよく言いますが、何を治せば腰痛が消えるのかわかってはいません。
治すべきは腰痛ではなく、身体の異常を見つけて矯正すること、そのことにつきます。
難しいことは考えずに、正常と異常の違いを知って正すこと、そうすれば、ほとんどの痛みは自然に消えていきます。
もし、腰痛が再発したとしても、その再発は腰が悪くなったのではなくて、身体の異常が、再度生じたことで痛みが発生したのです。
そういったことがないように、日頃からのメンテナンスが必要なのです。次の写真を見て下さい。
この男性は、慢性的な腰痛の持ち主でしたが、腰が弱いのではなく、座った時の姿勢に問題があることが分かったので、日常でのほんの軽いエクササイズと1月に1回のメンテナンスで、長年の腰痛からサヨナラできました。
日頃のエクササイズは、健康を目的とした運動なので、苦労なく続けられます。そして、その日その日の体調を知る物差しにもなるのです。
もちろん、腰痛の原因はこれだけではありません。これは一例ですが、他にも身体の異常から生じる腰痛はあります。その異常を矯正していくことで、痛みからサヨナラできるのです。
「やれば治る」それが腰痛です。これまで何もしなかった人が、その気になって「治そう!」と決意して行動すれば痛みは消えていくのです。「治らない」と言っている人は何をしているのでしょう。おそらく何もしていないのです。
「腰痛からの回復」その体験は、これからの人生における障害を取り除く努力の体験でもあるのです。