治すことが難しいのが慢性痛

慢性痛について

簡単に治るのは、切り傷、打撲などの外傷による痛みでしょう。薬も何もなしで放置していても痛みは消えていきます。

しかし、そんな簡単に治るはずの痛みが治らず、やがて持続する痛みが慢性痛となると、治ることは簡単ではありません。

ほとんどの人が、体に痛みがあっても「そのうちに治るさ」と、楽観的に過ごします。その楽観視はたしかなのでしょう。「これまでもそうだった」という経験からそう思うのは誰しもです。

困ったことに、その楽観視は年齢を重ねるごとに、間違ったものになるものです。

「あれツ治らない」、「治ったはずなのに…」、「また痛くなった!」

こんな経験をするようになります。

そんな痛みはなかなか消えないものです。というのも、慢性痛は痛いという部位には原因がないことがほとんどで、その原因はというと「脊髄」「脳」で起きています。それも神経細胞ではなく、グリア細胞の働きが関係し、薬で痛みを止めようとしても、その細胞は痛みを止められないように、神経に働きかけるのです。

そうかといって、その働きは異常ではなく「異常の正常」といえるものです。

痛みは生体の警告系です。生体への危機がある限り痛みは続き警告を発し続けるのです。

慢性痛を「傷は治ったのだから、残っている痛みは異常な痛みだ」と断罪する人もいますが、多くの慢性痛は正常な働きです。

慢性痛を治すことは、中枢神経(脊髄や脳)に働きかけるものではなくてはならないのです。

からだ矯正センターでは、手技、その他によって何とか慢性痛を消去できるように、患者さんと共に頑張っています。

もしあなたが、慢性痛で悩み「何とかしたい」と思っているのなら、一緒に頑張りましょう。

というのも、難治性の慢性痛には、これといった治療法が確立されているわけではありません。もし、あなたの痛みに効果を表す治療法が見つかったとしたら、それは慢性痛に効果のある新しい治療法の発見なのです。そんな値打ちのある治療法を発見出来ればと願うのです。

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