腰痛の治療その3
実費での腰痛治療
腰痛の経験者は国民の8割を超えるとか。
誰しも生涯のうちで一度くらいは程度の差はあれども腰痛を経験することでしょう。
わたしは若かりし頃、腰痛に悩んでいた時期があります。
病院に行って、
「僕の腰はどこか悪いんですか?」
と医師に尋ねると、「んーわからんなぁ、とりあえずレントゲンを撮ろう」
「僕の腰はどうなっているんですか?」
「んー骨は大丈夫だ」
「じゃあなぜ僕の腰は痛いんですか?」
「んーわからない」
「???」
「ま、とりあえず電気当てよう」
(原因もわからんのに何で電気?)
「この腰は今後どうなるんですか?」
「んーヘルニアになる」
「それはどうやって治すんですか?」
「手術だ」
「手術以外の方法はないんですか」
「ない!」
(手術することだけは断言するんかい!)
その後は手術を避けるためにいろんな治療院、病院を転々としました。ドクターショッピングではありません。腰痛の原因を探すためです。答えは全く見つかりませんでした。
「病院では治らない!」
若くて何も知らないわたしであってもそう思ったことを覚えています。
(腰痛は病気ではないので病院では治らないのは当たり前なのですが…汗)
原因がわからないのに治療法は決まりません。原因がわからなければ、将来の予測もできません。この経験があるからこそ、今もわたしは「何とか治す方法はないか」という探求心に取りつかれているのです。
当時のわたしの腰痛くらいなら今のわたしの治療法であれば2週間から4週間で改善できたと思っています。それは、原因が分かったからです。原因を取り除くことさえできれば解決は簡単です。
しかし、残念ながらそんな治療は、保険診療では治せません。
本当の腰痛治療は、湿布、けん引、マッサージ、痛み止め、電気、温熱、を行いません。これらの方法は腰痛の原因にアプローチしているとは言えないのです。
わたしは若かりし頃、「この腰痛を治してもらえるのなら実費治療でも構わない」といつも思っていました。
そうなんです。腰痛を本当に治すには実費治療で行わなければならないのです。
脊柱の彎曲の改善、筋肉の治療、エクササイズ、生体力学の正常化、これらだけでも保険診療には含まれない項目です。しかし、腰痛治療にはこのことは必須です。これらを欠いていて腰痛が治るということは考えられません。
頑張りましょう!