首の痛みは変形の元
首の痛みの治療
この患者さんは右腕の痛みを訴えています。首の痛みではありません。しかし、その痛みは首の変形から起きているのです。右腕の痛みは頸椎からと仮説を基に、治療計画を立て頸椎を中心に施術しました。右腕には行いません。
その結果が次の写真です。
右の首にあったはずのシワは消えています。それと同時に痛みも消えています。
首のシワは頸椎の変性を表しています。その変性は首の痛みとは限りません。それは、肩や腕、肘、手首、指の関節の痛みに強く関与しています。このことは加齢とともにさらに関与が強くなるのです。
関節の変性は60歳を過ぎると、急に悪化するようです。若いころは筋肉の痛みに悩まされます。
首の痛みは、首そのものの痛みよりも首から腕へと拡がっていくのです。もし、あなたがあちらこちら痛いと悩んでいて、何処へ行っても治らないと思っているのなら、その痛みは背骨の変性から生じている痛みかも知れません。
間違っても「体を鍛えれば治る」と、トンチンカンな都市伝説を信じて大切な時間を無駄にしないでください。
関節、背骨の変性は鍛えれば治るといった類のものではありません。治療が必要なのです。そこは間違えてはいけません。