あなたの価値に投資せよ invest in your value
このコロナ禍において、そのことにマイナスの影響がない業種もあるかもしれませんが、多くはマイナスの影響を受けます。
わたしたちの業種はもろに影響を受けます。治療家にとって「治療をしない日」があることは憂鬱なものです。日々の治療を行うことによって、治療技術は進歩し、新たな発見があることを無上の喜びとしているからです。
治療家の楽しみは、ゴルフや旅行、夜の街、車、時計購入などではありません。
「治すこと!」
これを超えるものはありません。事実、わたしの趣味は「勉強」です。知らないことを知る、このことに一番興味を持っています。
しかし、このコロナ禍では、その思いを満たされないでいます。これはわたしだけでなく、多くの方が憂鬱を感じておられるはずです。
とはいっても治療家であるわたしは、治療をする時間が少なくなっているこの時期だからこそ、新しいもの、これまで手付かずだったもの、中途半端に投げ出していたものに再度目を向けるようにしてみました。
すると、忙しすぎて通り過ぎてしまっていたことに気づかされることの多さにびっくりしています。
この気付きに価値が含まれているはずです。新しいこと、ものに、価値を見出すことは簡単にできるようで出来ません。このコロナ禍の機会にこそ出来ることもあるはずです。
治療家は「治療だけでなく他のことへも関心を持つべきだ」とは常々思っていたはずなのに、「忙しさ」という言い訳に逃げていたことに気づかされます。
生きることは「働くことだけ」ではないことは誰でも知っています。年齢ごとに関心事や価値が変化することも知っているはずですが、日々の業務化されたルーティンをこなしてさえいれば問題ないという思い込みで生きることも事実です。
治療家はいち早くそのことを思い出し、実践しなくてはいけません。
で、やってみると、改めて、これまでとは違った価値を見つけ実践することで、おそらく、これからの仕事にも好影響を与えるはずだという確信をここに報告します。
昔、行ったことのある山に再度行きました。するとそこには以前は気づかなかった光景に出会ったのです。
トリカブトは漢方では薬として用いられますが、一般的には「毒」としてしか認識されていません。きれいな花が秋に咲きます。紫色です。変わった形をしています。感動します。
忙しすぎると、この山の小さな風景一つすら見ることなく日々が過ぎていきます。
コロナはわたしたちの状況を考慮してくれることはありません。わたしたちに変更を求めているのです。何かを変化させないとコロナに負けてしまうでしょう。
頑張りましょう。