逆境に耐えるには
このコロナ禍も逆境です。1年以上生活での行動が制限されると、さすがに憂鬱になる人が増えてくるのも当然のことだと思います。
この逆境というのは、ゴールが見えないということが一番の苦痛です。ゴールが見えているマラソンは耐えられるかもしれませんが、ゴールの見えないマラソンはそのペース配分がわからないことで、きつさは余計に感じるものです。
しかし、この逆境に対してどう対処するべきなのでしょうか。
ビクトールフランクルの心理を参考にすることはできるでしょうか。
「自分は人生から何を期待されているのか」
この問いです。「人生に何を期待するか」ではありません。「何を期待されているか」です。
これまでわたしたちは楽観的な人生をおくってきました。先人たちは、戦争や飢餓、政治、疾病などその時代の楽観的ではない人生を生きました。
わたしたちはそれほどの苦悩ではないかもしれないこのコロナ禍を行きます。
この時代の人生から何を問われているかを考える機会ととらえることもできます。
「いつか収束するさ」
この楽観主義も悪くないでしょう。しかし、そうではない見方も必要です。なぜなら、「人生から何を期待されているか」の問いへの答えが、「そのうち収まるよ」では間違いのない答えかも知れませんが、「…」となります。
この「人生から何を期待されているか」という問いの答えは人それぞれでしょう。
「見本となる思考や行動の探求」
これがわたしの答えです。そのことを人生から期待されているように思えるのです。