坐骨神経痛の治療

坐骨神経の痛みやしびれはやっかいで、なかなか治らず「持病」かのように思っている方も多いようですが、適切な治療で、簡単とは言えないまでも、治る確率の高い症状です。

坐骨神経痛の治療とは

坐骨神経痛は椎間板ヘルニアを持つ患者さんにならよくご存じのはずです。一般的な坐骨神経痛とは「椎間板ヘルニア」だと考えても大きな間違いではありません。

ですから、坐骨神経痛を治すということは、「椎間板ヘルニアを治す」ということと同義であるともいえるのです。

医療的な成績でいうと、坐骨神経痛の治療の成果は高くはないようです。一年間の治療成績を観ると、3分の1の人が治り、3分の2の人が治らないという報告もあります。

しかし、からだ矯正センターでは、何とかこの成績よりも上げたいと努力しています。そのかいもあってか、一般的な坐骨神経痛での成績は1年間の成績でいえば、90%以上の人が回復しています。

改善しない人の理由もおおむね理解できているので、坐骨神経痛をコントロールできていると言えるかもしれません。

坐骨神経痛の治療での注意

「坐骨神経痛が…」と訴える患者さんのほとんどは真正の坐骨神経痛なのですが、たまに前立腺がんや脊椎のがん、腹部動脈瘤などの痛みを坐骨神経痛だと診断されて来院される方もいます。

それは、ある程度年齢を重ねると、ほとんどの人が脊椎の変性が見つかるものですから、「椎間板の障害だ」と言われるのも無理はないのかもしれません。

この誤診を避けるためには、効果的な治療の確率が不可欠です。効果的な治療を行ったにもかかわらず「効果なし」というような坐骨神経痛は、真正の坐骨神経痛ではない確率が高くなります。

坐骨神経痛の治療の効果が現れるのは、少なくとも4週間です。この4週間を経過しても症状に何の変化もない場合は、「あやしい坐骨神経痛」の確率が高くなるのです。

また、股関節周囲の筋肉からは「偽の坐骨神経痛」と言われるほど、坐骨神経痛とそっくりな痛みを生じることもあります。この痛みはそれほど恐れることはありませんが、放置していても自然治癒することはありません。

痛みは鈍く、しびれたり、だるい、重い、しびれる、などの不快感に悩まされます。

人生をより良く生きるのに必要な条件は、苦痛が少ないということは必須でしょう。

痛みを取り除くための治療は、常に「原因と治療」が一致していることです。それが苦痛を取り除く最善の方法なのです。

「ちょっとまし」のような満足度ではなく、「痛みを忘れていた」というくらいの改善を目指しましょう。

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