関節痛に筋肉の治療を行っているか!
「治らない」「治らない」との訴えをよく聞きますが、「治らない」には理由があります。
その理由の一つに、適正な治療を行っていないというのがあります。
関節の痛みには、関節の治療、筋肉の痛みは筋肉治療、そう考えても間違いはないのですが、慢性的な痛みになると、関節だけとか筋肉だけの治療では改善しません。
運動器である関節や筋肉はお互い深い関係にあります。
筋肉が正常に動かなければ、関節は正常に動きません。反対に、関節が正常に動かなければ、筋肉も正常に働きません。
慢性的な関節の痛みには、こういった状態に陥っていることが少なくありません。
関節痛は筋肉治療で治せ!
関節痛に関節の治療は当たり前ですが、筋肉の治療を加えて関節にかかる負荷を軽減することで関節痛をより効果的に改善させることが出来ます。
関節痛を持つ患者さんは、筋肉も同様に傷づいているものです。関節の痛みだけでなく、その筋肉が痛みを発生させていることも数多く見られます。
慢性の痛みは、痛みの強さや範囲を拡大する性質があります。
痛みに悩む人は、痛みの回復の理想のレベルを上げていかないと、「こんなものか」「もう持病だ」といったあきらめの境地にはまり込んでしまう傾向があります。
当然ながら、治療家も治るレベルを貪欲に上げていくのは使命のようなものです。お互いのその情熱が一致することで治癒への近道になるのです。
頑張りましょう。