加齢によって痛みが増える?
高齢者の話題は「あちこち痛いわー」が中心になりがちです。
加齢によって痛みが実際に増えるのでしょうか?
その答えは「どうやらそのようだ」といことになります。
というのも、加齢によって運動器である関節や筋肉、靱帯、骨などが退行変化を起こし、これまでは何ともなかった衝撃に対して、傷つきやすくなるようです。
高い台から飛び降りることを想像してみてください。若い方なら何も想像できないでしょうが、高齢の方なら「痛そう」「身体に響きそう」「怖い」「折れそう」など、ネガティブなイメージがわくはずです。(やせ我慢はダメです)
加齢によって
いくつになっても、骨は強くなり、筋肉は太く強靭で、鍛えれば鍛えるほど強くなっていくとしたら、わたしたちはどうなってしまうでしょうか。
良いことばかりではありません。
強くなりすぎた筋肉は、骨の付着部からはがれるかもしれません。筋肉への強い負荷によって、骨は損傷してしまうかもしれません。
強い骨に負荷がかかった時に、強い負荷は靱帯を引きちぎってしまうかもしれません。
現実は、加齢によって力は低下していきます。30歳の人が60歳になれば筋肉量は60%失われているともいわれます。しかし、このことは、マイナスな現象ではなく、むしろ、肉体が少しずつ衰えていくうえで正常なことなのだと考えることが出来ます。
いつまでも強くなっていく身体は、破壊される速度を増していくことでしょう。
少しずつ弱くなることで、急激な組織への負荷を軽減し、破壊を回避しているようにも思えます。
そんな身体ですから、身体の使い方が間違っていたり、無理のある作業、勤続疲労、異常な老化、運動不足、筋力の正常を下回る低下などがあると、日頃の負荷であっても身体へは過剰な負荷となり、痛みを発生させる条件になってしまいます。
人間は長生きします。
衰えていく個所はどこですか?何をするべきですか?痛みを回避するにはどうすればいいですか?
このようなことが、高齢に近づくにつれて考えるべき項目になるはずです。
からだ矯正センターでは、長年、患者さんの協力のもと、多くの治療法や対処方法を見つけ出しています。
加齢による痛みを回避したいと考えているのでしたら、ぜひ連絡をください。一緒に解決していきましょう!