鍛えることは治すこととは違う!
関節が痛くなると「関節の周りの筋肉を鍛えろ」という人がいます。この都市伝説のような話を真に受けて実践すると痛い目に合うこともあります。
鍛えて治すの始まりは、記憶しているのは、千代の富士の「肩の脱臼癖を腕立て伏せで克服した」というものでしょう。
そこから「鍛える=治る」という構図が始まったのかもしれません。都市伝説ですが。
膝関節の痛み対して鍛えると、痛みは悪化します。傷ついた関節軟骨は炎症が起きています。その傷口を拡げるような行為は問題です。
関節痛は「健常な人なら痛くない刺激で痛みが生じるのが関節痛」といわれます。
通常では痛むはずのないことで痛むのが関節痛です。関節の炎症が収まってから運動をするのなら成果も上がるかもしれませんが、痛みがあるのに「運動で治す!」と張り切ると、自業自得の結果を得ることになります。
若い時は、使いすぎて炎症が起き、痛みが発生することが多いのですが、加齢によって起こる痛みの原因とは少し違うのです。そのことを理解していないと、長く痛みに悩むことになるのです。
関節の痛みの治療のコツは、
①先ず炎症を収めること。
②部分的な関節運動を拡大させること
③全体の関節の運動機能を改善させていくこと。
最低でもこれくらいの段階は踏むべきです。真っ先に鍛えるなどというのは、治る機会を先送りしているのとなじ事です。やめましょう。
そんなことをするくらいなら、このかららだ矯正センターに相談してくれた方が、治る早道です。連絡をお待ちしています。