病気はコロナだけじゃない
まだまだコロナショックは続いているようです。街の人出は多くなりましたが、マスクしている人もたくさんいますし、世間の目を気にしていることが行動を通じてわかります。
次のコロナはやってくるかもしれません。おそらくその蓋然性は高いと思われます。ワクチン接種先進国の急拡大が世界で起きているといわれます。日本も世界のトップを走るワクチン接種先進国です。
コロナ陽性者の急拡大が、世界で日本だけが例外ということはないでしょう。それを考えると憂鬱ですが、コロナだけに意識が向くのも、短い人生においてもったいないことです。
かつて文豪ゲーテは、
「良いものは制限された中から生まれる」
と言いました。
コロナ禍という制限の中でわたしたちは一体何ができるでしょうか、ということを日々考えさせられます。でも、このことは悪いことではありません。
コロナ禍前がいいとも言い切れないのです。
日々何のテーマもなく暮らし、何もない日常が次の日もその次の日も、またその次の日が訪れるといった帰納的推論によって暮らすことは幸福とは思えません。
「そんなことはない!」
という人もいるでしょう。しかし、この世界はカオスだと言われます。複雑なのです。
個人の思い込みが通用したりする場ではありません。思い込みや期待は裏切られることで何倍にもなって不幸感を生み出します。
コロナ禍のような時代がこれからも起きるでしょうが、一人の人生のうちで何回も起こるとは思いにくいものです。
それよりもこんな時代に何ができるかを考えることの方が、一人の人生において有益であるように思います。
わたしもこんな時代であるからこそ、やろうと思いつつできなかったことに挑戦する機会ととらえ、
「いっちょうやったろ」
という気にさせられます。
「難しいことは誰がやっても難しい」このことは真実です。だからこそやる値打ちがあるはずです。
「あの時やっていれば…」
「あれがチャンスだったのに…」
このセリフはこれまでも、今も、これからも使われる常套句であることは間違いありません。
という独白の話。頑張りましょう。