痛みはあなたの味方です

痛みは苦痛を与えることだけが仕事ではありません

痛みを抱えているあなたは、さぞかし痛みに恨みを持つことでしょう。

「この痛みさなければ…」

実は、これ間違っています。痛みに罪はありません。許してあげてください。

痛みは健康を維持するために必須です。痛みを悪者にしようとする人は、痛みを削除することに熱を上げている薬業者だけです。

あなたが痛みを制御しようとする行動そのものが、健康へ向かう近道なのです。

例えば腰痛を例にとると、もし、あなたが腰に負担のかかる仕事を繰り返しているのにもかかわらず、全く痛みがないとしたらどうでしょう?

良いことですか?

壊れない身体って想像できますか?

無理が続くと必ず壊れるのが身体です。腰を使い続けていると、その勤続疲労から、椎間板の変性、関節の変性、背骨の彎曲の異常、筋肉の疲労、精神的な疲労、免疫機能の低下、自律神経系の異常など、いろんな影響を受けるこおてゃ間違いありません。

そうならないために「痛み」は存在していると考えられます。

「痛み」がなければ、腰への無理な負担を止めることは間違いなくありません。

あまりにも「痛み」の悪いイメージが先行してしまっていているのが気になります。

治療というのは、「痛み」という警告信号を取り除くことで、健康を取り戻すことをいいます。

メンテナンスケアというのは、「痛み」を引き起こさないようにすることで、健康を維持することをいいます。

どちらも「痛み」を中心に身体の健康状態を観察するのものです。「痛みと健康」は切り離すことのできない関係にあります。ですから、痛みを悪として取り扱うのではなく、自分の身体健康を保つために重要な感覚だということを知っておいてもらいたいのです。

痛みを「悪」としてとらえることと、痛みを「善」としてとらえることの違いには大きな差があります。

わたしは、これまでも「痛み」「善」として取り扱ってきましたが、だからこそいえるのは、「痛みは嘘つかない」ということです。

痛みに従って、その痛みに対して適切な対応をすれば、必ず身体は「健康」の方向へ向かいます。

あなたには、痛みを邪魔者にせず、痛みがどうしてほしいのかを考えてもらいたいと思うのです。

健康を維持したいあなたには、「痛み」が生じるのは、「何か間違ったことをしていないか」と自身を省みる良い機会にして欲しいと思います。

「痛みは嘘つかない」

これは本当の話です。

頑張りましょう。

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