健康な人とそうでない人の違いとは…
健康を手に入れるために必要なこと
健康は、生まれもった体質がものをいいます。何の努力をせずとも健康だという人は確かにいるでしょう。それは一部です。
歯磨きなどせずとも虫歯になったことがないという人は確かにいます。そう自慢する人は歯槽膿漏で歯が抜けます。
いくらお酒を呑んでも肝臓の数値は正常だという人は確かにいます。そのせいか、すい臓がんや脳卒中、心筋梗塞で倒れます。
健康というのは「強い」ということではありません。その反対である「弱い」ということが不健康でもありません。
簡単にいってしまえば中庸が大事ということです。可もなく不可もなく、やりすぎずやらなさすぎず、強すぎず弱すぎず、過信でもなく卑屈でもなく、
この中庸を維持することが大事なのですが、そもそも「中庸って何?」って話になるのです。
もしあなたが、「歯が痛い」となったらすぐに歯科医に診てもらいますか?「そのうち、そのうち」とはなりませんか?
もしあなたが、「腰が痛い」となったらすぐに治療しますか?
「そのうち、そのうち治るさ」とはなりませんか?
こんなことが起きた時、どう行動するかが健康に関連してくるのです。
調査によると「かかりつけの歯科医のいる人は健康で長生きをする」という話があります。
これは、かかりつけ歯科医がいることが良いのではなく、何かあった時にいち早く治療するということで、かかりつけの医者もいるということらしいのです。
この話は真実だろうと思えます。
からだ矯正センターを利用している人の80%くらいは、歯のメンテナンスケアをしています。あなたの周囲にどれくらいの人が、定期的に歯のメンテナンスケアを行っているかを考えるとよくわかります。
しかし、そんな方々の歯のメンテナンスケアを行っている理由を尋ねると、それほど強い動機付けなどはないのです。
「歯科医が歯のメンテナンスケアをした方が良いと言ったから」
「定期健診のはがきが来たから」
「からだ矯正センターが、歯のメンテナンスケアをした方が良いと言ったから」
こういった普通の動機が行動させるのです。確かに、わたしは来られる患者さんには、
「わたしは歯を治すことはできませんから、歯のメンテナンスケアは、出来れば行ってください」
とは言います。しかし、強くは言いません。世間話程度です。それくらいの話からでも行動するのです。
当然ながら、そんな人たちは、虫歯のなければ歯を抜くこともありません。
虫歯や歯周病は、脳卒中や肺の病気、コロナウイルスの感染での重症化のリスクもいわれています。
少なくともこういった病気の予防にもなっているわけです。
もし、あなたがこんなことを三か月から一年も続けて、「治っていない」という腰痛なら、別の治療法を探してください。
良いことはすぐに取り入れ、どうでもいいことはすぐさま取り除く、こんな習慣が、健康づくりにはとても重要になるはずです。
健康は最強なのです。それは、一朝一夕に成るわけではありません。積み重ねです。二宮尊徳さんの「積小為大」です。
悪いことを積み重ねるのではなく、良いことを積み重ねる習慣が身につけば、あなたもきっと「最強」の称号を手に入れるはずです。
頑張りましょう。