ストレスが悪いんじゃなく、その対処が悪いのです
ストレスへの対処を間違うと病気になる
巷では、今も「ストレスで病気になった」と言います。
「ストレス=病気」という意味です。間違っています。正確には、
「間違ったストレスの対処=病気」
です。
「ストレスがたまった」と言っては暴飲暴食、喫煙、飲酒、甘い物食いなど、その行動が病気をつくるのです。
ストレスに対してどうすればいいのか、を考え出さないと病気になってしまいます。
嫌な人がいるなら、嫌な人に対する対処方法を考えるのです。それは、考え方だけではなく、言葉、行動、そういったことを考え、試し、その結果を検討し、うまくいかないなら別の方法を探す、こういったことがストレスを削除する適切な方法なのです。
ただ、こういったやり方は、未だに体系立てては誰もやりません。わたしはストレスに耐えることが苦手です。ですから、この方面に関しては長年研究して成果を上げています。
ストレスは時間と労力を無駄にします。損をしないために学ぶ必要があるのです。
「この歳になればストレスは消える」
ということはありません。対処方法がまずければ障害続きます。それは「苦悩」と呼ばれます。
ストレスの対処方法は学校で学んだりはしません。個人個人が経験によって耐え忍んでいるのです。
ストレスの対処方法を身につければ、ストレスがストレスで無くなることを学習します。
人間だけでなく動物もストレスを感じた時、本能的な反応をするものです。対人関係の問題でいえば、「敵or味方」という判断がストレスの度合いに強く影響するものですが、この本能的な判断を理性によってうまく制御すれば、うまくいけばストレスを最小限にとどめてしまうかもしれません。
ちょっと話が難しくなってしまいました。
ストレスにどう対応するかは人それぞれです。うまくやっている人には理由があります。ストレスをうまく対処できていない人にも理由があります。
ストレスマネジメントは「学習」することが不可欠です。リラックスを心がけているだけでは効果がないことは誰でも知っています。
ストレスへの対象法は、ほとんど分かっていません。ストレスを感じている状態は病気でもありませんし、痛くもないからです。研究の対象になりにくいのです。ですから、ストレスの対処方法について一緒に学んでいきましょう。