治りやすい身体は治りやすく、治りにくい身体はより治りにくく…
治った身体は壊れにくい!
先日、腰痛になりました。過労です。大阪と兵庫県の行ったり来たりが堪えたのです。
椎間板性の腰痛です。姿勢を伸ばすことがつらく、寝返りも痛みで苦痛です。ストレッチをやろうにも身体は強張っています。困りました。
しかし、これまでにも壊れ、そして、治った身体です。そんな身体はすぐに治るのです。
で、実験しました。
身体を傷めるには「原因」というものがあります。必ず。先ずは、その発見です。結果は「姿勢変化」によるものでした。腰ではなく「背中」、それも頸から下あたりの頭を支える筋肉群です。
治療は、腰ではなく「背中」です。疲労で背中の張りを感じていたにもかかわらず、忙しさにかまけて放置していたことが悪さをしているようです。
治療は、「筋肉の緊張を取り除き」「関節の動きを取り戻し」「神経過敏を緩める」、これです。これで十分です。
で、結果を報告すると、当日、腰痛は軽減したけれど、それよりも「背中の筋肉の強張り」の方を感じるようになりました。(原因が、背中の強張りなので、当然そうなるのです)
夜には、腰の痛みの感覚は半分程度に軽減。
そして、朝。起き上がる際の痛みはなし。
歩くと腰が不安定な感覚はあるものの、「痛みは無し」。
仕事をしているうちに「腰の痛み」の感覚は忘れているくらいに回復。
そして、現在、午後3時15分。治療してから24時間を過ぎました。
あれっ?「腰痛がない」
適切に施術計画を立て、早期の痛みであれば、「簡単」といってもいいくらいに「回復」します。珍しい現象でもなんでもありません。普通です。
多くの痛みに悩む人は、
〇痛みを放置している
〇間違った治療をしている
〇他の病気が隠れている
こんなことが原因で痛みに曝されているわけです。
治す人はますます治りやすくなるのですが、治さない人はますます痛みに曝されるようになるのです。これは脅しやマーケティングではありません。神経学の基本的なメカニズムです。
神経系は、長く痛みや不快に曝されていると、いろんな刺激に対して過敏に反応するようになります。特に、身体にとって不快や苦痛の刺激に対して、痛みの増幅として反応するのです。
それに対して、良くなった身体の神経系は、快感や快適さに敏感に反応するようになり、苦痛や不快をいち早く削除するようになるのです。これが、痛みをいち早く取り除くメカニズムにあるのです。
からだ矯正センターを利用している方ならおわかりのように、痛みの原因となる部位をさわると「あっ!それです!」
と言いますよね。
その「それです!」という感覚は、
「痛いけれど気持ちいい!」「そこが痛かったところです!」
といった快感を伴う痛みです。慢性痛の人は、その感覚が生まれるまで少し時間が必要です。(2週間から4週間)
これは、神経系が「快感よりも痛み」を優先的に感じ取ろうとする状態に陥っているからです。生体への危機を敏感に感じ取ろうとする神経系の働きがそうさせます。
ですから、痛みを持ち続けている人は、ますます痛みに曝されるのです。
わたしの腰痛が「一日で回復」するのも、たまたまではなく、普通のことだというのはこのメカニズムを知っているからです。
生きているかぎり「痛み」から逃げきることは不可能でしょう。しかし、痛みをうまく制御することならできます。
で回復」するのも、たまたまではなく、普通のことだというのはこのメカニズムを知っているからです。
生きているかぎり「痛み」から逃げきることは不可能でしょう。しかし、痛みをうまく制御することならできます。
追伸、
手前味噌ですが、改めて、からだ矯正センターの行う施術のやり方は、「良いな」と思いました。間違いなく痛みに対するマネジメントとしては最良だと自分の身体で実感しました。
施術は、「神経系」「生体力学系」「免疫系」へ対する効果は抜群なのではないかと再学習できました。
しかし、課題である「加齢」によって生じる痛みへの施術は、さらに多くの「システム」に対応しなくてはならないことを知っているので、勉強、研究は終われません。
健康的な生活を送りたいと考えている方は、ぜひ連絡ください。何とかなるはずです。
頑張りましょう。