むち打ち治療の考え方
むち打ちの治療とは
むち打ちは、交通事故だけで起こるわけではありません。雪山で遊んでいるときに転倒したであるとか、ラグビーやアメリカンフットボールのようなタックルによっても起こります。
ボクシングや空手のように殴られるによって起き、凍結時の転倒でもよく起きるのがむち打ちです。
不意打ちを食らったような衝撃は、むち打ち症状の原因となると考えていいです。
そして、その治療となると、これほど多くの人が経験するはずのむち打ちなのですが、いまだに効果的な治療法を実施しているところは多くありません。
意外なことに、誰でも知っている首を引っ張る、湿布、マッサージ、薬、電気を当てる、これは治療とは言えません。
むち打ち症には筋肉治療
むち打ちには、強い刺激の治療法は禁物です。症状が悪化します。多くは。
整体屋さんが行ういきなり「首をポキポキ」っていうのも厳禁です。
むち打ちの痛みや不快症状は、筋肉の異常です。その筋肉は感覚過敏に陥っているので、ちょっとした負荷や刺激ににも過敏に反応するので、症状が変動しやすいものです。
だからといって、やさしいだけの意味のない治療であっても、それが不快であれば症状が悪化するものです。
先ずは、敏感になった身体を鈍感にする必要があります。これは経験と技術でクリアできますが、人それぞれでなかなか大変な労力が要ります。
むち打ちで悩んでいる人の多くは「後遺症」「持病」かのように言いますが、間違っています。
きちんとした治療をせずに「放置」している人です。治せるときに治さないのは大切な生きる時間を無駄にしているといっても間違いではありません。
そういえば、コロナ感染により重症化しやすい条件に、「心臓病や糖尿病を放置している人」というのがありましたが、そんな人はコロナウイルスだけでなくそれよりも強いインフルエンザウイルスでも命を落としていたはずです。
健康管理は生涯続く努力です。嫌かもしれませんが、これが現実です。人生の後半で泣くか、それまでの努力で後半笑うかの違いがあるだけです。
頑張りましょう。