「どこに行っても治らない」は本当か

何件くらいの治療院を探せばよい治療院は見つかるのか?

今日来られた患者さんが、「職場の上司がオレはな、何件もカイロも整体も行ったけど治らんかったわ」と言っていた話を聞いた。

椎間板ヘルニアをもっているらしい。

椎間板ヘルニアの治療はどこへ行っても、そう簡単には治らない。治せる治療院が多くないからだ。その多くない治療院を探すのに、近所だけをめぐっていたのでは見つかるわけはない。

20件に1件くらいが良い治療院の確率だ。2,3件まわって「見つからない」というのは、数字的には全く足りない。申し訳ないけれど、患者さんの意欲が少なすぎる。もっともっと探すべきだ。治す気があるなら出来るはずなのだ。

事実、その方の上司は、たばこも吸う、酒は飲む、運動しない、何もしないらしい。喫煙は椎間板ヘルニアに良くないことくらいネットで調べても出てくるはずだ。

治らないのではなく、治さない、治す気力がないとしか言えないのだ。

治りやすい時期というのがある。それを過ぎると急激に治らなくなるのだ。

「そのうち」「また、そのうち」とやっている人は多いと思う。それが、自分を傷つけることになっているのだ。

身体が悪い人にかぎって、行動が遅い。その方の上司も、見るからに身体が悪いのに何もしないのを見ていると「この人アホなんちゃうかな」と思うと言っておられた。確かにそうなのだ。

身体の悪すぎる人は、普通の人が簡単にできることが出来ないという特徴がある。先ず。それを克服することから始めなければならないので、苦労するのだろうと思わされる。

本当に治したいと思っているのなら「20件は探すこと」、見つからなかったらさらに探すことだ。誰かがチャンスをもたらしてくれるのではない。自分で見つけることしか手はないのだ。

ちなみに、良い治療家は、40人に1人くらいの確率だと知っておいて欲しい。

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