首が痛い時の対処方法
首の体操は痛みが悪化する
「寝違え」「急性の首の痛み」
こういった痛みに悩む人は多い。その大半が、首が痛いのにも関わらず、首をグルグル回す。回せば首の動きが良くなって治るという発想だろう。しかし、間違っている。
急性の首の痛みの場合、少なからず首周囲の組織には傷がついているはずだ。小さな切り傷だと思えばいい。そんな傷口を広げるような動きが良くないことはわかると思う。
ストレッチもほどほどにしないといけない。ストレッチは自動運動といって、自分で動かすことをいうが、自分で動かすと痛いから首痛なのだ。また、筋肉が硬いから首が痛くなったわけでもない。これは腰痛でも同じことがいえる。
首痛の対処法
先ず、痛くなる動作はすべて避けるべきだ。右を向いていたいのなら向かないことだ。左を向いていたいのならそちらを向かないことだ。
ただ、痛くない方向があるなら、そちらへ動かすことは問題ない。
手ごたえがないかもしれないが真実だ。
痛みのある方向へ動かしてもらう人と、痛みのない方向へ動かしてもらう人との違いを実験したことがある。
痛みのない方向へ動かしていた人は、1週間以内に痛みが消失し、痛みのある方向へ動かしていた人は4週間も痛みは続いた。
首をグルグル回していた人は、1か月を過ぎても痛みは残った。
やはり首痛は傷なのだ。安静にして傷口を広げないようにするべきなのだ。