病気はいつ訪れるのか

いつかは健康は失われる

「自分はどこも悪くない」

そういう人は多い。しかし、自分以外の人がそれを言っても「そうだ、そうだ」と言えるだろうか。

また、肥満体の人が「自分はどこも悪くない、健康だ」と言って「そうだ、そうだ」といえるだろうか。

食生活の乱れた人が「健康診断でどこも悪くないと言われたから健康だ」と言って、「そうだ、そうだ」と言えるだろうか。

異常はいつか病気となって現れる。それはいつか。

私の観察では、女性の体調管理は40歳くらいから始めるのは理想的だ。30代であれば40代を難なく越せることはわかっている。

男性は45歳くらいからは健康に関心を持ってほしい。50歳になれば、食生活を見直す時期だ。

こんなことは学校では習わないので誰も知らない話だ。

事実、40歳くらいの女性は「どこも悪くない、健康だ」と言っていたが、私は「そうじゃない!」と言い続けていた。45歳くらいから体調は急降下し始め、手術や投薬が必要な身体になってしまった。そうなることはわかりきっていることなのに伝わらない。

理由は「自分はどこも悪くない」という思い込みである。それは、性格にも反映しているので、ストレスにもさらされやすい。しかし、誰の話も聞かない。

からだ矯正センターの仕事は、そういったことを防ぐことも大事な仕事なのだ。

女性は55歳くらいから明確に衰えてくる。それを防ぐのは40代の行動にかかっている。

65歳で体調が悪ければ、70歳になっても自然治癒していない。75歳の体調は要注意だ。

いくらでも時間はあるのにどうでもいいことに時間を使い、後で後悔する。このパターンはこれまでも、これからも続くはずだ。

誰も教えてくれないだけなのに「大丈夫」といってはいけないのだ。年齢とともに大切なのは健康以外にないはずだ。

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