背中が曲がるのを防ぐには!
気を付けているだけでは難しい
この時代においても背中が曲がっている人を見かける。ああなるまでに何とかできなかったのかと思う人は多い。
「背中が曲がらないように気を付けてます!」
そういうが曲がる。
背骨が曲がるのを防ぐことは、意外と思われるかもしれないが簡単ではないのだ。
かといって、背骨の治療をしていれば大丈夫かといえば、現実は甘くない。
ビジネスとして「背骨の矯正」をうたっていても、うまくいくことは難しい。高度な技術と、解剖学、生体力学、神経学、生理学の知識を必要とする。
そこまでして、背骨の矯正に執着する人はほぼいない。ビジネスとしてのうまみがないからだ。
からだ矯正センターが、日頃の施術で必須としているのは、背骨の矯正+運動+栄養だ。この三つを外すと成果は生まれない。
「曲がった背骨になりたくない!」と本気で思うのなら、「気を付けていれば背骨は曲がらない」という戦略は放棄した方がいい。
背骨の曲がりは、高齢になってからではどうすることもできない。無理に行うと「骨折」が待っている。
もし、親が背骨が曲がっていた、曲がっているというのなら、あなたの背骨も曲がる確率が高い。そして、もしあなたが40代、50代であれば、背骨の矯正は、もう始めた方がいい。
女性ホルモンとの関連もあるからだ。サルコペニア(筋減少症)との関連もある。
自分が思っているよりも身体は衰えていく速度は速い。そうなってからの人生の方が長いのだ。若い時に好き放題にやっていても、成れの果てが、高齢になってから病院通いではダメだ。そして、その方がつらいものだ。
からだ矯正センターは、病気治しがしたいのではない。病気にならないようにしたいのだ。それは、「気を付けていればならない」といったものではないのだ。コロナ騒動がいい例である。