痛みは神経からの情報
身体の異常はどうやって知るか
「痛み」、このことをおぼろげに感じているが、痛みはどこからきているのだろう。単純に「痛みは嫌!」というのは簡単だ。
しかし、自分のために「痛み」を理解しようとすると、もっと重要なことに気づくだろう。
生物は存続するための機能を持ち合わせている。それが生体の警告信号といわれる痛みの働きだ。
痛みの働きは悪いことばかりではない。けがをした時に、どこが痛いかを教えてくれる働きもあるが、痛みによって異常事態を知らせる働きもある。
治療するというのは、ケガをした部位への処置だけでなく、異常事態を回避させることも行わなければならない。そのことは、これまでもなかったし、現在もあるとは言えない。理由は、痛みは悪いものと決めつけている思考にあるだろう。痛みがあるから、正常に戻そうという思考は学んでいないのだ。
人間を観察していると、学校で学ばなかったことは知らないとする傾向にある。学校が嫌いだった人でも学校経験に依存しているのだ。
職場にもいるはずだ。「習ってません」と言う人。そんな人は自ら学ぶということをこれからもしない蓋然性が高い。
ということで、「痛みは異常事態を教えてくれる」、そこから、どうすればいいのかに従えば、健康を維持することの道筋がつくはずだ。このことは真実だ。
神経質にならなくてもいい。痛みやコリは身体の異常を教えてくれている。それは神経を通してだ。無視することとだけはやめた方がいい。