健康かどうかは回復力で判断する!
自覚症状がないのは健康とは言えない
「健康診断では何ともなかったのに…」
病気発覚で、こんなセリフを吐いている人に出会ったり、聞いたことがあると思う。
健康診断で異常なし!が健康だと思い込んでいる人は多い。それは違うんだ、という人はほとんどいない。
私の所へ来られている人の父上が、人間ドックで異常なしと言われて、1週間もしないうちに「お腹が痛い」と言って、タクシーに乗って病院に行って検査すると、「膵臓癌」が発覚し、それもすでに手遅れ。
「そんなバカな」
と思うかもしれない。しかし、こういったことはよくあるものだ。
からだ矯正センターでは、健康の判断は回復力だとしている。治る身体のことだ。それも、予定通りに治るかどうかが大切だ。
先日も、40代の女性が、病気じゃないかと不安で相談された。「体がしんどくて…」、「じゃあちょっと運動しよう」といって、息が上がるまで運動してもらった。
運動の前後には血圧を測った。
運動前は116/78、ちょっと下の血圧は高い。運動後は110/70。下がっている。
「こんなに息が切れてるのに下がるん?」
「血流が良くなって下がるのは食い過ぎと運動不足や!」
「ドキっ」
「健康やん!病気は運動後に血圧が上昇するもんやで」
「じゃあ運動した方がいいん?」
そうなのだ。負荷をかけると血圧が悪い方向へ変化するのはよくない。病気が潜んでいる確率は低くない。
からだ矯正センターは、病気になる人を減らすためにある。病気を治すのは病院の仕事だ。
たとえ、病気になっても復活する身体を維持することが大切だ。こんなやりかたをする施術院はないので、常にプレッシャーに曝される。こちらが病気になりそうだ。