年齢に応じた治療
年代ごとに問題は変わる
若い時に思っていることと、年齢を経てからは考えていることも、感じることも、話すことも違うものだ。
「太く短く生きる」と言ってた人が、家族が出来、年齢を重ねると「やっぱり長生きしないと」と言い出すことは誰でも知っている。しかし、さらに年齢を重ねると「いつお迎えが来てくれてもいいわ」と言い出す。これもみんな知っていることだ。
年齢とともに心身が変化する。
子供の時は、切り傷、火傷、打ち身などが頻繁に起こる。
社会人になってしばらくすると、肩こりや腰痛、膝痛、姿勢変化が生じる。
50を過ぎると、内臓疾患、ホルモンバランスの変化、老化などを引き起こす。
そして、60も半ばを過ぎると、神経系の病気に悩まされることになる。認知症や脳卒中、脳の萎縮などだ。
そうしてみると、どう対処していけばいいのかわかるが、病気になるまで何もしない。ほとんどの人がそうだ。
今健康だと思い込んでいても、その判定は何でしている?健康診断?血液検査?
自覚症状はないか、体型はどうか、食生活は?生活の質はどうだ?
こういったことの積み重ねが病気の原因になるのだ。検査ではない。
病気になるまでの時間稼ぎのような考え方を捨て、自分の身は自分で守るといった考え方を身につけてもいいのではないかと思う。
若い時よりも、高齢になってからの苦痛の方が長くつらい。出来ていたことが出来なくなるからだ。
少なくとも50代になれば健康管理に目覚め、身体を再構築するべきではないだろうか。