「歳ですから」というのは本当か…
なかなか治らない症状に対して「もう歳ですから」と「諦めなさい」とでも言いたげなセリフがありますが、本当に「歳」なのでしょうか?
私はそんなことを言われた患者さんに「もし、痛みが消えたら若返ったということになりますよ」と言いながら治療します。
すると、痛みが消えてしまったりします。「若返りましたよ」というしかありません。正直に言うと「歳ですから」というのは真実ではなく、「治し方を知りません」「治す気はありません」「諦めた方がいいですよ」といった裏の言葉が潜んでいるのです。
勤続疲労で痛みが生じることはあります。それは生きてきた年数に負荷が相当にかかったことで壊れてしまった例は多くありますが、それは「歳のせい」ではなく「勤続疲労のせい」せいです。
真剣に治したい人は、真剣に治そうとする人のもとへいかなくてはなりません。
あなたも同僚を観察してみてください。人生をかけるほど、会社に、お客様に、貢献している人を何人中何人みますか?その割合は治療の世界にも当てはまります。
誰もが治療家とは名乗れることでしょう。しかし、本当に治療を探求している人は限られています。それはあなたの会社で観察できる真剣に働いている人の割合と同じなのです。
あなたが真剣に治したいと思っているのならいいのですが、真剣に治したいと思っている人の数も、あなたの会社で真剣に働いている人の数と同じなのです。