自然に治すには…
薬を使わず治るのは普通だ
最近の風潮を見ると「病気は薬でしか治らない」と思われているようだ。どうしてそんな考え方になってしまったのだろう。
ほとんどの人は病気で悩むことがない。なにかあってもすぐに治るという経験をしているものだ。切り傷、打撲、火傷、軽い風邪くらいの経験のことだ。
しかし、病気を宣告されると、途端に恐怖にかられ薬に手を出す。その病気のほとんどが「生活習慣病」だ。つまり「身から出た錆」である。
生活習慣病なのに、生活を変えずに薬で対処しようとする。血液検査をして「はい大丈夫です」と言われると安心する。そこで「あの薬のおかげだ」と思い込むのだろう。本来は、生活習慣を変えた方が効果は早く、持続する。
中性脂肪が高いと言われた人で食事指導を受けたという人は皆無だ。あれは食事を変えれば1か月くらいで正常化する。「中性脂肪を下げる薬を飲んでいるから大丈夫だ」という人ばかりだが「…」となるのだ。
血圧を下げるのは薬しかないと思っている人もいる。下げるのは簡単だ。
当センターで健康管理している人は、全て「116/76」である。おそらくこの数字が人間にとって正常と言えるものなのだろう。
薬の服用の前にやるべきことはたくさんある。自分で探せばすぐに見つかるのに、思い込みと宣伝に乗せられて損をする人は後を絶たない。
もっと自分自身を信じることだ。薬ではなく自分を信じることだ。
今流行りの感染症の話もそうだ。きちんと冷静になって対処すれば正しい行動がわかるはずだ。
今年ももう少しで終わる。次の年には新しく目標を再設定しないといけない人もたくさんいるはずだ。
もっともっと自分自身を信じることだ。