健康管理の習慣をつける
良い習慣をつける
勉強にしろ運動にしろそういったことは習慣にしなければ身につかない。
体質改善を達成するには一年はかかる。すぐにではない。
最近はなんでも早くが求められるが、求める本人の行動はそれほど早くはない。なんでも先送りする習慣が身に付き、やるべきことをやれずにいる。
この一年で年の初めに掲げた目標はどれほど達成できただろうか。
私は職業柄、他人の痛みに接する機会が多い。そのほとんどが慢性痛である。「どこに行っても治らない」といった痛みだ。
しかし、その痛みは「放置」が原因である。
「そのうちに治る」といった間違った楽観主義が状況を悪くさせている。大切なことを先送りする習慣がそうさせるのだ。
年齢を重ねるごとに生きている時間は少なくなる。先送りしている状況ではない状況なのだが、そういったことを考えることを先送りするものだ。
生きていくうえで最も大切なことは心身の健康である。金銭よりもだ。
これは人生の先輩たちの金言だ。
健康は一度壊れると回復するのに時間がかかる。そうならないようにすることの方が簡単である。
それなのに回復する時間を短縮させようとする。自業自得だといわれないようにしてほしい。
流行病のせいで全体的な健康への関心よりも、目に見えないもの、大げさな情報に振り回される人間を見ることができた。人間とはこういうものなのだということだ。
これからも健康を通して人間を観ていくことになるだろう。次の年は人間を取り戻していくことへ意識が向かえばいいのだがどうなるだろう。