慢性痛の原因は痛みの放置
なぜ治らないかを悩む前に
痛みを抱えている人は「何で治らないんだろう」とよく言うが、私は「どんな治療をしているのだろう」と思っている。確かに痛みの治療は難しい。職業病などといわれるものは職業を変えないと痛みが消えないとも思う時がある。
しかし、その痛みにも原因があるのだ。
仕事を辞めて解決するわけではなく、仕事を辞めた後も痛みは続くだろう。そういった痛みは「慢性痛」と呼ばれるようになるはずだ。
痛みは原因を取り除かずに放置していれば「慢性痛」に変化していく確率が高い。今のところ慢性痛に効果的な薬はないとされている。やはり、痛みの原因は取り除くことが一番の特効薬のようだ。
私はいつも「この痛みの原因は何だろう?」と考えさせられる。その答えは簡単ではなく、意外にも医学は「原因の究明」よりも「痛みの対処」にしか興味がないようだ。
あなたの痛みの原因はこういったことも理由として挙げられるかもしれない。
痛みの治癒は、痛みも持つ本人が、治す方法なり治療院なりを必至で探さないと見つからない。治療家はいつも「痛みの原因」を必死で探している。