椎間板ヘルニアの手術する人、しない人
椎間板ヘルニアの手術が避けられない人も確かにおられることでしょう。それでもわたしは、「椎間板ヘルニアの手術は必要なし」と言いたい。
というのも、30年の施術経験の中で、絶対に手術しなければならないという患者さんは診たことがないからです。
そういうと、「あなたは軽い症状の椎間板ヘルニアしか診なかったからでしょ」と言われるかもしれません。
その意見は否定させていただきます。というのも、わたしのような実費治療で行う施術をしていると、簡単に治る症状で来る患者さんは皆無といっていいのです。
「3日後に手術と言われています、何とかなりませんか?」
「ブロック注射を5回して効果がなければ手術と言われています、今、3回したけれど痛みが消えません、手術したくないので何とかしてくれませんか」
車いすに乗った患者さんが、「脊髄損傷をやっているので、もう脊髄をいじるのは怖いのでこの頸椎ヘルニアの痛みを何とかできませんか、整形外科では手術を言われています」
といった話しかありません。
そんな患者さんをずっと診てきたので「手術しなくても回復するのではないか」とそう思うわけです。
だからといって、「簡単に回復しますよ」と言っているわけでは全くありません。それどころか、治療する側と治療される側が、真剣に取り組まないと改善しないということは言っておきたいのです。
幸い、わたしのところへ来られる患者さんは、ほとんどが二人三脚で椎間板ヘルニアを解決してきました。真剣に取り組めば何とかなるのではないかということがわかってきたのです。
そして、手術をすすめられたけれど回避できて25年以上経った今も、手術することなく元気で動けている患者さんが全てだということが意見の後押しとなります。
次は、椎間板ヘルニアを手術するべき人と、手術するべきでない人のことについて話してみたいと思います。